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エステルが多いと高性能になるの?

 こんばんは!考える仕事が多くて中々ブログにたどり着けず申し訳ありません。年齢的にはもう考えるだけの仕事で良いのかなとも思える今日この頃です(苦笑)もちろんそんなの無理ですけどもww。

さて、今日は以前から告知していましたエステルについて少し書きたいと思います。うちといえばエステルというくらい、知っている人には周知されているかと思いますが、まぁエステルに関しては一家言(いっかごん)ありまして、要するに自信があります。まぁそればかりやってるので当たり前ですが。

ひとくちでエステルと言っても色々ありまして、これをどうチョイスしてどう使うかが醍醐味なのですが、技術的なことを書いても中々難しいと思いますので、恐らく皆さんが想像しているだろうなというのが今日のお題です。

エステルの配合量が多いほど高性能なのか?と言いますと僕の答えはNOです。僕のエステルの使い方は先ずベース的なエステル(ここではフルエステル)をベースオイルとして20%程度配分して、添加剤としてのエフェクター系を組み合わせるというのがメインの手法となっています。

オイルを作り始めてからはほぼほぼ摩擦係数の低減をテーマにしていますが、例えばベースに全てエステルを使用してもあまり意味がないんです。例えば僕が使うフルエステルはそれ自体がかなり摩擦係数が低いのですが20%をピークに頭打ちとなります。なのでそれ以上は他の利点があるPAOやVHVIとの組み合わせがコスト的にもバランスが優れていると言えます。

もちろんベースとしてはフルエステル+PAOがベストではありますがコストが高くなるので一部はVHVIでも何ら問題はありませんし、VHVI+フルエステルでも何ら問題はありません。ここまではベースのおはなし。

実はここまででもかなり良いオイルではあるのですが、さらなるローフリクションの為にはやはり僕にはエフェクターが欠かせません。

ただ、エフェクターといってもエステルばかりではないんです。色んな素材を組み合わせていますが、例えばComp-3の主剤としてスポット販売しているCB-3なんかはエステルではないんです。ただエステルよりも吸着性が高く耐荷重能がずば抜けているので古くからこれを使っています。極圧剤が使えない局面でも気軽に使えるんですね。

 なので例えばCB-3(CB-3EVO)とComp-Rを組み合わせたりしたら最強のCompが出来上がります。これぶっちゃけCompアルファなのですがww。

一方のComp-RはComp-2クラスの耐熱性とComp-1クラスの潤滑性がありながらも低粘度で飽和度も高く耐荷重能もずば抜けているという非の付け所の無いCompでして高価であることを除けばもうこれでいいんじゃないかという域に達しています。使いやすいですし。

ただこれでもまだ動粘度は高いという場合にはやはりVA-Zeroが欠かせません。これで動粘度を調整してください。もしくは肝いりの6.4-203という手もありますし、これらのMIXでも面白いです。

すみません。エステルの話をするつもりがエフェクターの手法になってしまいました^^;。まぁ出発点がエフェクターなのでご了承ください。

最後にこれも多くの皆さんが勘違いされていますが極性の高いエステルというのは良いエステルではありません。なぜなら極性が高いと加水分解しやすいのです。これが今日の大きなポイントかなぁ。

夏祭りはいつでもGO出来るのですが、雰囲気的にどうなのよ?ぅて感じです。ワクチンは人口の多い都市に集中させると良いのにと思ったのですがここまで全国的に増えてしまうとあとは全国で一斉に換気するとか(冷房はつけたまま)すれば良いのかなとか。換気って最も重要だと思えるのです。冬場だと中々難しいのでチャンスだと思うんです。

 とはいいつつ、人口から換算するとこのウイルスどうなん?とも思えるのですが厄介なウイルスには違いないですね。まぁ収束は無理でしょうから安心できる治療薬が待たれますね。

それでは今日はこの辺で!!皆様どうかご自愛ください。
by narrowde | 2021-07-28 22:19 | オイル雑学

エンジンオイルや表面処理、モーター関連に関するコアな情報をお届けします^^v


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