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エステル(エフェクター)のマージン

 こんばんは。今日は暑かったっすねぇ!日が暮れた今もけっこうむしむしします。でもこのくらいがちょうどいいですね。またまた健康ねたになるのですが、私は独立してからというもの緊張からか平常の脈拍がとても早いのですが、最近エンジンと人体を同義で考えるようになってから、あらゆることを試しているんですよw。で、上質な酸素を吸入してみたらどうだろうと思いついて先日おバカにもドラッグストアで携帯酸素を購入して吸ってみたら脈がかなり少なくなりまして、寝る前にも吸入したらいつもよりぐっすり眠れることが判明しました^^;。1本500円で2秒x60回ほど持つので1日2回で一ヶ月2本で1000円くらいだから安いものです。


歳を取ってくると、無理矢理身体に良い事をしようとするのが一般的ですが、いつもより少し身体をいたわってあげるような気分になるだけでもマクロでみればかなり身体に良いような気がします。気にしすぎは逆にストレスになりますもんね。続かないことを短期間しかやらないよりは自然に続けられることを永続させたほうが身体に良いと思います。先ず基本は良い酸素、良い水、そして良い油です。


考えてみると今までの人生がいかに不摂生であったかがわかります(汗)自分に謝りたい・・・。しかし人間の身体は丈夫に出来てますね。これだけ不摂生してきてもハードワークをこなせるのですから。クルマやバイクならビンテージの領域(年齢)なのに・・・。


さて、先日も少し書いたのですが、5W-40でxW-50やxW-60もまかなえるオイルが出来ないものかと・・・。オイルの粘度は10℃上昇するごとに1粘度下がると言われていますので、粘度低下を少なくしてやれば5w-40でも良いということになります。もちろん粘度指数向上剤(VII=ポリマー)によるものではなく、ベースオイルそのものの粘度指数に頼る必要があるわけで、そうなると必然的に鉱物油系では無理で化学合成油の力に頼ることになります。もちろんここでいう化学合成油とはPAO(グループⅣ)とエステル(グループⅤ)を指します。が当方では当然ながらエフェクターを指します^^;。


エステル系のエンジンオイルは例えば通常の指定粘度よりも1粘度落とすことが出来ると言う説がありますが、鉱物油系対エステル系のベースオイルの性能を比較するとそれも然るべくで、つまりそれほどの性能差があります。私がグループⅢ(VHVI)を化学合成油としないのはそういうことも言いたいのです。


 例えば5W-40(鉱物油系で)を指定するオイルに化学合成油であれば5W-30を使用しても高温での粘度低下が少なければ問題ないということです。そういう意味でもHTHSVが重要になってきますが、私がターゲットとしている粘度はあくまでもxW-40以上の高粘度のオイルのことであり、現在主流の省燃費&低粘度のエンジンオイルではHTHSVが高いと燃費を悪くするので逆に下げる傾向にあります。そのうち0W-20でさえも低粘度ではない時代がすぐにやってきます。


指定粘度というのはエンジンの精度によって決定されていますので、レースをするからといって、5W-30指定のエンジンに10W-60を奢る事はリスクになる場合もあります。何故その粘度が指定されているかを考える必要があります。そんな時もエステル系のオイルならば極端に粘度を上げることなくマージンを得ることが出来ます。また粘度を上げることでパワーをロスすることも無いのです。


一般にエステルと言えばポリオールエステルやジエステルですが、エフェクターCompシリーズはそれらをはるかに凌駕するものです。簡単に言いますとCompシリーズは酸化しにくいということが大きなポイントです。
酸化しにくいということは熱にも強いということです。またこれも口がすっぱくなるほど書いていますが加水分解安定性に優れると言う点もビッグマージンです。これはすなわち日常使用でのシビアコンディションに強いことを意味します。


 当店の場合はコストも追求しますので、PAOは基本的に必要としていません。VHVI+エフェクターの構成が一般的なPAO+POEよりも優れているからです。そしてさらにコストを追求したのが先日リリースしたTRUTHのVHVI+POEというわけです。私の思惑というのがわかっていただけるかと思います。


 ここでもっとコストを追求すればVHVI+ジエステルか?と問われるとそんなこともありません。素材によってはジエステルのほうがポリオールエステルよりもはるかに高い場合もあるのです。もちろんTRUTHに使用しているPOEは一般には入手不可で大手にしか流通しない専用品番の素材を採用しています。これが入手出来たことは当社にとっては幸運としか言いようがありませんが、それでもエフェクターCompシリーズには及びません。もちろん使用用途がベースオイルとしてのPOEとオイル改質剤としてのCompという差は大きいのですが、大筋の理由は前述のとおりです。


 今日はダラダラと長文ですみません。本当に文才のある人は簡潔にスパッと書くそうです^^;とラジオで言ってました。長い文は読む人を疲労させるのだそうです。私のブログなんかはその典型ですね。というわけで今日はこの辺で失礼いたします。


 
 
by narrowde | 2015-03-31 21:28

エンジンオイルや表面処理、モーター関連に関するコアな情報をお届けします^^v


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