100%エステルって必要??
2017年 08月 01日
こんばんは。暑いですねぇ!!この時間でも暑い暑い。ってもう今日から8月ですものね。昨日はこちらでも大きな花火が打ちあがってました。風流でいいっすねぇ!花火。子供も大喜びでした。昨日は地元の百貨店で「白い動物展」というのが来ていて行ってきたのですがホワイトタイガーの剥製が目玉として展示されていて、解説の女性がこのホワイトタイガーは5歳なんですよと・・・。え?5歳でなんで剥製にされてるの?と思いました。トラの寿命は8年くらいだそうですね。チータなんかも。意外と短命なのだなぁとかわいそうに思えました。ちなみに哺乳類で最も長生きなのは北極クジラで平均100年から長いものでは200年という長寿記録もあるそうです。クジラが長生きなのは知っていましたが人間より長生きなんですね。クジラの油といえば潤滑油として重宝されていたんですよ。現在はヘビの表皮の油が話題になっていますね。動物油は実は馬鹿に出来ません。ただいかんせん動物由来なので量が取れませんので高価です。
さてさて、たまにあるお問合せで御社には100%エステルのオイルは無いの?というお問合せがあるのですが、すみません無いです^^;。一部他社様のギアオイルでは扱いがありましたが特に私自身が必要としないので(笑)それにエステルってただたくさん入っていれば良いってものでもなくて他の添加剤やエステルとのバランスも重要なんです。特にVII=粘度指数向上剤とのバランスはデリケートなんですよ。よく、他のサイトとかでオイルメーカーの腕の見せ所とか書いてあるのが散見されますが、そんなことじゃなくてこういう事なんですよね。だから100%エステル&ノンポリマーなんてのもVIIとの兼ね合いという面も大いにあるんですね。特に基油として多く採用されるジエステル(可塑剤)はその傾向にあります。エステルは難しいんですよ。ただ混ぜればいいってもんじゃないんですわ。
文献ではセバケートはアジペートの2倍くらいのコストになると書かれていますが、アジペートもモノによってはセバケートより高価なものもありますよ。恐らく潤滑油に採用される基油としての一般論を述べているのでしょうけど実に広義です。一概には言えません。
当店のスタンスはVHVI(GrⅢ)ベース+エフェクター当初から基本構成にしておりますがもちろん対コストというのも前提にあります。まぁPAOなんかはたまに採用しますけどもエステルをフルに使う必要性は感じないですね(そういうオイルを否定しているわけではなく)。エステルをふんだんに採用してもANを採用しても永遠に劣化しないわけではないから部分的に使ってあげるだけで十分だという結論に達しています。それはやはりVHVIという優れたベースオイルの恩恵だと思うわけです。もちろんPAOベースなんかだとさらによいのでしょうけどコストがね・・・。そういう意味では先日のフルPAOベース仕様なんかは超贅沢仕様ですね^^;。これにANなんて入れたらもう・・・超絶です。あ、そうそう。うちの場合のベースとはそのオイルに最も多く含まれている基油のことを言っていますよ。ただ配合しているだけの基油(エステル)なんかはベースとは言いません。またそれをもってしてエステル系とも言いません。
とかなんとか言いつつも他にはない素材を引っ張ってきては採用しますし、その素材そのものも販売しますので私と一緒に楽しみましょう。この奥深き潤滑の世界を!!それでは8月は暑いですがくれぐれもご自愛ください。
さてさて、たまにあるお問合せで御社には100%エステルのオイルは無いの?というお問合せがあるのですが、すみません無いです^^;。一部他社様のギアオイルでは扱いがありましたが特に私自身が必要としないので(笑)それにエステルってただたくさん入っていれば良いってものでもなくて他の添加剤やエステルとのバランスも重要なんです。特にVII=粘度指数向上剤とのバランスはデリケートなんですよ。よく、他のサイトとかでオイルメーカーの腕の見せ所とか書いてあるのが散見されますが、そんなことじゃなくてこういう事なんですよね。だから100%エステル&ノンポリマーなんてのもVIIとの兼ね合いという面も大いにあるんですね。特に基油として多く採用されるジエステル(可塑剤)はその傾向にあります。エステルは難しいんですよ。ただ混ぜればいいってもんじゃないんですわ。
文献ではセバケートはアジペートの2倍くらいのコストになると書かれていますが、アジペートもモノによってはセバケートより高価なものもありますよ。恐らく潤滑油に採用される基油としての一般論を述べているのでしょうけど実に広義です。一概には言えません。
当店のスタンスはVHVI(GrⅢ)ベース+エフェクター当初から基本構成にしておりますがもちろん対コストというのも前提にあります。まぁPAOなんかはたまに採用しますけどもエステルをフルに使う必要性は感じないですね(そういうオイルを否定しているわけではなく)。エステルをふんだんに採用してもANを採用しても永遠に劣化しないわけではないから部分的に使ってあげるだけで十分だという結論に達しています。それはやはりVHVIという優れたベースオイルの恩恵だと思うわけです。もちろんPAOベースなんかだとさらによいのでしょうけどコストがね・・・。そういう意味では先日のフルPAOベース仕様なんかは超贅沢仕様ですね^^;。これにANなんて入れたらもう・・・超絶です。あ、そうそう。うちの場合のベースとはそのオイルに最も多く含まれている基油のことを言っていますよ。ただ配合しているだけの基油(エステル)なんかはベースとは言いません。またそれをもってしてエステル系とも言いません。
とかなんとか言いつつも他にはない素材を引っ張ってきては採用しますし、その素材そのものも販売しますので私と一緒に楽しみましょう。この奥深き潤滑の世界を!!それでは8月は暑いですがくれぐれもご自愛ください。
by narrowde
| 2017-08-01 01:40
| オイル雑学